ストップ高株は、どういう風に株価が上がるのか?
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ストップ高株投資法では、利益を確定するタイミングが重要だ。
というのもストップ高をつける銘柄は、株価水準の訂正が起こっているわけだが、いくらくらいが適正なのかは、誰にもよくわかっていないからだ。
そのため、後に大化けするような銘柄でも、低位の段階でかなり揉み合ったりすることが多い。
たとえば、後に株価十倍になった株(いわゆるテンバーガー株)でも、初動の頃は、さほど急激に上がらない。
200円とか300円とか500円と言った節目の価格では、かなり揉み合いが続くし、大きな下落もある。
特にストップ高に張り付いてもすぐに剥がる場合、翌日はギャップダウンスタートだったりする事が多いから、ストップ高2日目に、あまりギャップアップしないようだったら、寄りつきで打診買いしてみるというのも一つの手だ。
では株価が何倍にもなったケースでは、どういう風に株価が上がっていくのか。
これは銘柄毎に違うのだけれど、一例を紹介する。
タイやカンボジアなどの東南アジアで、子会社がバイクや農機具のリースで、急成長している2388ウエッジホールディングスの例だ。
強い材料でストップ高(初日/水曜日/2015/02/26)
タイの子会社が発表した好業績で、さらに米国の投資会社のレポートで業績500%アップ予想が報じられたことを手がかりに買いが集まりストップ高まで買われた。
株価は、ほぼ300円で高値引け。
ストップ高の翌日、マイナススタートから上下するも揉み合い(2日目/木曜日)
ストップ高の翌日は、大幅ギャップアップかと思いきや、マイナスからスタート。
まだまだ子会社のニュースが広まっておらず、利益確定の売りが先行。
月末で売られたが、2度目のストップ高張り付き(3日目/金曜日)
週末要因、月末要因で、売りが先行するも、会社四季報の特集で取り上げられるという話が出て、2度目の張り付き・高値引けで終わり、翌週へ。
ストップ高株の値動きはなぜ起こる?
ストップ高銘柄の買い方には色々あるが、儲かりやすいのは、初日に見つけた場合だ。
初日に買い付けられれば、翌日下がっても、3日目にまた買いが入って上がると言うこともある。
株価が何倍にもなったケースで、どういう風に株価が上がっていったのか、引き続き見てみることにする。
タイやカンボジアの現地企業に投資し、子会社化した上で、ホンダやクボタと言った日本企業と組んで、バイクや農機具をリースして急成長しはじめた2388ウエッジホールディングスの例だ。
週が変わると雰囲気が変わる(4日目/月曜日)
週が変わると、前週とは全く違う雰囲気になる銘柄も多い。
先週は押し目も作らず右肩上がりで終わったのに、
追加情報で、3度目のストップ高張り付き(5日目/火曜日)
タイの子会社の業績が500%アップ予想で、子会社の株価も上昇したため、含み益がいくらあるか問い合わせが来たらしく、、会社側から前日引け後に100億円超であるというIRが出され、この日はストップ高に張り付いたまま終了。
翌日もこの流れでストップ高で高値引け。
前日に引き続き、4度目のストップ高(6日目/水曜日)
株価は最初のストップ高の300円から、635円まで上昇した。
つまり株価が2倍以上になったわけで、一体どこまで上がるんだろう?という感じだったね。