カップ・ウイズ・ハンドル
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2週間ぶりに高値更新し、三角保ち合い状態を上放れした2388ウエッジホールディングス。
このまま右肩上がりに騰がるのか、それともまた大幅下落で調整するのか。
日足チャート的には、「カップ・ウイズ・ハンドル」と呼ばれるコーヒーカップの取っ手みたいな形の右半分にと似た形になっている。
これは下落トレンドの銘柄が底を打ち、上昇トレンドになった時のチャートで、これならまだ騰がると期待できる形だ。
しかし元々200円前後の低位株だっただけに、いつまたしぼんでしまうかは予断を許さない。
実際、635円の昨年来高値を更新し、740円のストップ高まで上がった翌日は、さすがに利益確定の売りも多くなってきた。
ということで、740円のストップ高で高値引けした翌日の5分足チャート。
上放れの翌日の5分足チャート(16日目/水曜日)
この日は、昨日ストップ高で高値引けしたので、ギャップダウンスタートも予想できたが、実際にそうなった。
となると、そこからまたストップ安方向に動くのか、あるいは買いが続いて株価が上がるのか。
売り買いのバランスや大口の動向によって、どうなるかが決まることになる。
結果的には、瞬間的に791円で高値更新するも、終日マイナス圏で推移するという、利益確定売り優勢の一日になった。
高値ブレイクするも、そこから騰がっていかないところを見ると、やはりまだまだこの水準は「高い」、「高値圏」と認識されているということらしい。
日足チャート的には、上ヒゲの長いロウソク足になった。
上値抵抗線と下値支持線
ストップ高・成長株の騰がり方。
635円の上値抵抗線を、2週間ぶりに突破。
ここからどんどん騰がるかと思いきや、700円の節目を越えたことで、また利益確定の売りが増えだした。
ここ2週間、600円まで株価が上がると、そこから大きな売りが出る展開だったので、それと同じ事が700円でも起こった。
つまり株価が700円台では売りが増え、600円台では売買が交錯するという展開。
ということで水曜日は717円で引けたのだが、木曜日になるとさらに売り累計が増えてきた。
となると次の注目点は、以前、上値抵抗線となっていた635円が下値支持線として意識されるかどうかだ。
635円が下値だと意識されるなら、635円より株価が下がれば買いが入るはず。
ということで翌日の5分足チャート。
高値再更新の翌日の5分足チャート(17日目/木曜日)
この日も寄りつきはギャップダウンの700円で始まり、売り累計が買い累計を大きく上回る展開。
2週間前は、635円の高値をつけた翌日から、2日連続でストップ安で3日連続大幅安、という胃が痛い展開が続いたわけだが、この日は底値がいくらになるかを探る一日になった。
この2週間、上値と意識されていた635円が今度は下値支持線として意識されているかだ。
もしそうであれば、700円を超えれば売り、635円前後で買いというパターンになる。
ここ2週間は、600円を超えると売り、500円を大きく割り込むと買いという形のボックストレンドになっていたが、それが100円分ほど上にずれるということだ。
結果的に、この日はその通りに展開したが、果たしてこのトレンドは続くのか?