ストップ高狙いで、含み損発生。どうする?
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ストップ高株投資法、次は「損切りのタイミング」だ。
値上がり率ランキングから銘柄を選ぶと、さらに値上がりしてストップ高をつける銘柄と、そこが頂点で、あとは下がっていくだけの銘柄に分かれることが多い。
ランキングで見つけて買いに入った後、株価がストップ高まで上昇して張り付けば、翌日にはさらに株価が上がる事が期待できる。
しかし逆に株価が急落してしまうと、大きな含み損を抱えた上、翌日はさらに下がるんじゃないかと不安になる。
また、高値で引けても、翌日大きく下がって、ジリジリと株価が下がる場合もよくある。
こういう場合、どこであきらめて損切りをするか、それが結構大きな問題で、収支に大きな影響が出る。
気前よく損切りしていると、みるみる投資資金がなくなり、損切り貧乏になってしまうのが、よくあるパターンだ。
たとえば次のような銘柄を高値づかみした場合、いつ損切りすべきなのか?
高値引けするも、翌日はギャップダウンで含み損発生
これは嫌な展開なので、損切りしても良いケース。
ただ日足チャートで見ると、ジワジワと上がっている銘柄だったので、含み損を抱えたまま様子を見た方がいいかもしれない。
日足チャートで見てみると、下値は切り上がっている
そうすると、3日目後場に買いが入って、ここで利益確定!3日目の後半に、また買いが入って上昇
なので前も書いたが、ストップ高銘柄は、しばらく我慢して抱えておいた方が良い。
損切り貧乏にならないために
ストップ高狙い投資法。
損切りのタイミングは難しい。
低い株価位置で買い付けておれば、どこで利益確定しても良いわけだが、高値づかみしてしまった場合、損切りしないでおくと損失がドンドン増える。
含み損が5万円10万円と、みるみる増えていくのを見ると、やっぱ慌てて損切りしたくなる。
ただしストップ高銘柄の場合は、株価の上下変動幅が大きいので、どうなるかは全くわからない。
デイトレで慌てて損切りしたあと、また買いが入り出して株価が急上昇して、「早まったか」と後悔することもよくあるしね。
こういう場合、参考にすべきなのは、
- 好材料が長持ちするものか
- 売りたい人がどれくらいいるか
株価上昇の材料が強い材料であれば、一旦大きく売られても、また新しく買いが入って、株価が持ち直していく形になりやすい。
しかし単に業績の上方修正などと言った材料では、すぐに株価に織り込まれてしまうため、利益確定の売りで株価が押し下げられやすい。
だめな株の場合、翌日の売買参加者が極端に減って、閑散銘柄に逆戻りしたりすることも多い。
次のようなケースは、残念ながら損切りすべきだろうね。
他の有望株に乗り換えた方が良い。
前日高値引けでも、売買がなくなったら損切り
好材料がまだ、市場に広まっていない場合は、株価は下がっても、売買参加者はジワジワ増えるので、含み損になっていても、あと数日は持ち越しても良い。
まあ、他に有望株がたくさんあるのであれば、損切りして乗り換えた方が良いとは思うが、それを繰り返すと損切り貧乏になることも多いしね。