ストップ高狙いできる候補がないと、損が増える
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ストップ高狙い投資法の欠点。
次は「ストップ高銘柄が多い」場合。
ストップ高狙いだから、狙える銘柄が多いのは有り難い。
値上がりしている株がない場合は、閑散銘柄のダマしあげなどに、引っかかって損しやすい。
狙える株がないので、急騰した株に、ついつい飛びついちゃうわけだ。
そして5分くらい高値で揉み合った後、買いが続かずに急落してしまう。
さらに急落すると、値上がり率ランキングからも消えるので、新たな買いが入ってこずに、株価は戻らない。
急騰したが買いが続かず、高値で掴むとあっと言う間に大損
普段は、売買累計注文数のバランスを見て、買い注文が多い銘柄を選んで、下がりにくい銘柄だけ買いつける。
ところが値上がり銘柄数が少ない日は、どうしてもこういう「閑散銘柄」を買ってしまう。
そうして30万円ほどの建玉でも、ほんの十数分で、5万円前後、資金が消え失せる。
これが何回も続くと、30万くらいの損になるから、意外に大きなロスになってしまう。
300円くらいの低位株を1,000株買ったら、その企業が倒産して、株券が紙くずになったのと同じだしね。
なので、ストップ高狙い候補が少ないと、どうしても損ばかり増えることになる。
これがストップ高狙い法の大きな弱点だ。
候補がなければ、余力を余らせておけばいいのだが、負けが込むと、どうしても全力で行きたくなるし。
ストップ高銘柄が多くても、実は難しい
ストップ高狙い投資法の弱点。
ストップ高狙い投資法は、ストップ高の株を買って、その後の値上がりで、大きく儲けようという方法だ。
材料がそれなりに良ければ、わずか1週間前後で株価は2倍になるので、当たりを引けば、大きく利益が取れる。
その一方で、リスクも色々とある。
というのも株価が急騰する反動で、大きく株価が急落しやすいのだ。
だから「当たり」と「ハズレ」の差が大きく、いかに大当たりをつかむかが、成否を分ける。
そこで問題になるのが「銘柄選び」だ。
ストップ高になる銘柄が多くても、買いつけられる銘柄は限られているから、大きく騰がる銘柄を選びたいのだが、選択肢がたくさんあると、そううまく行かない。
地合いが悪いときは、ストップ高銘柄は少なく、逆行高している銘柄を選べば良いが、ストップ高が続出しているときは、選ぶのが非常に難しい。
まともなストップ高銘柄がなくて、閑散銘柄を高値づかみするより、はるかにリスクは低い。
しかし候補リストの中から選んだ銘柄が、次の日になると寄り天になってしまって、さっさと利確せねばならず、他の株が寄らずのストップ高になったりすると、ああ、やっぱりあっちだったか、失敗したなと後悔する。
この場合、損はしていないのだけれど、「儲け損なった」ってことが異常に悔しい。
そこで連騰した方の株を高値でつかんだら、実はそこがピークになってしまって大損。
東証一部の大企業の株なら、1日後でも大して株価は違わないが、ストップ高銘柄は、何割も騰がっているから、下がるときも大きく下がって大損する。
こういう感じで、後日、大きく損をしてしまうことになるのだ。
買わずに失敗した株は、とにかく買って納得するしかないって事らしいが、それで大損してしまうわけだから、ストップ高狙いって実は、かなりリスクが大きいってことらしいな。