株は買うより売るのが難しい。
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ストップ高株投資法の備忘録。
株式投資で難しいのが、利益確定のタイミングだ。
利益確定のタイミングが悪ければ、利益が少なく損失が多い、いわゆる「利小損大」になって、全然儲からない。
これはハイリスク・ハイリターンのストップ高投資法では、非常に重要な要素だ。
というのも、急騰株というのは、もの凄く急落しやすいからだ。
あっと言う間に株価が上がったと思ったら、あっと言う間に売りが殺到して株価が下がる。
なので高値づかみしやすく、判断を間違うと、ほんの5分ほどで、数万円が飛んでいく事も多い。
ストップ高に貼り付いていた銘柄も、翌日はギャップダウンスタートだったり、寄り天・寄り高で、マイ転することも3割くらいある。
ストップ高銘柄の場合は、「大陰線が出たら終わり」なのだが、ストップ高翌日に寄り天になって、大陰線ができることもよくある。
ストップ高翌日に大陰線の例
ストップ高初日に、あっと言う間に貼り付いたから、2日目に買いで入ると、こういう寄り天で大損しやすい。
そういうわけだから、ストップ高銘柄を買っても、どれだけ利益が取れるかは、全く分からない。
いくら材料が良いと思って、今の株価が安すぎると思っても、他の投資家がそう思わなければ、こういうことになる。
買い増しか利確か、、判断力が試される
ストップ高投資法というのは、利小損大になりやすいので、いかに利益を大きく取れるかが、非常に重要な要素になる。
というのも急騰した株は、急落しやすいため、判断を間違うと大損しやすい。
昨日ストップ高だったからと言って買うと、寄り天からマイ転して大損なんて、しょっちゅう起こる。
一方、株価がすぐに2倍になる株なんて、そんなにたくさんない。
なので数少ない大化け株で、しっかり利益を積み上げなければ、リスクの高いストップ高株づかみは、利小損大でマイナスになってしまう。
そのため、掴んだストップ高株が、どこまで騰がるのか判断して、どのタイミングで何株ほど利確するのか、自分で納得出来るやり方を見つけないといけない。
そして株価が2倍になるには、ストップ高を連発していても、たいてい一週間は時間がかかる。
なので途中の揉み合いで判断を間違うと、せっかくできた含み益がゼロになったり、マイナスになったりするから大変だ。
上昇途中には、大きな揉み合いが何度も起こる
上の日足チャートは、仮想通貨関連で急騰したマネーパートナーズグループのチャートだが、初動のストップ高(大陽線)から3日目と4日目は、上下に大きく動いていることが分かる。
3日目は大幅ギャップアップから、売りが殺到してマイナス10%まで下がり、そこからまたストップ高まで買いが入った。
4日目は逆に、ギャップダウンスタートから、ストップ高まで騰がった後、急落して大幅マイナス。
400円くらいの株が、上下200円も動くのだから、デイトレをしているとたまったもんじゃない。
こういうとんでもないアップダウンを何度も経て、ようやく株価が2倍になるので、押し目で買い増しするか利確するか、判断を間違えないことが重要になる。
ところがこんなにアップダウンが激しいと、すぐに利確して逃げたくなるので、利小損大になってしまうんだよねえ。