上がる株と上がらない株は、何が違う?
株で儲けるには、大きく上がる株を狙うべし。
それは誰でもみんな知っていることだが、株式投資の初心者には、どれが大きく上がる株なのか分からない。
たとえば電力会社やガス会社など、よく知っている株を買ってみるが、どうもあまり上がらないようで、儲からない。
というのも電力会社やガス会社は、もう既に供給過剰で飽和している。
公共会社で地域独占で、すでに大きなシェアを持っているから、成長の余地が少ないから上がらない。
なので一定の範囲で上下しているだけで、ボックス相場になりやすいから、大きく儲けるなんて不可能なのだ。
また電力会社やガス会社ほどではなくても、世間的によく知られた内需企業の株は、すでに国内で大きなシェアを持っているから、成長の余地が少なくて株価は滅多に上がらない。
一方、株価が比較的大きく動く企業、たとえばトヨタやホンダ、日産やダイハツ、ソニーやパナソニックなどの企業もある。
ソフトバンクやユニクロなどの企業も、何らかの話題で大きく値を上げたりする。
これらの企業の株価がなぜ動くのかというと、前者は世界市場で他国の企業と熾烈なシェア争いをしているから大きく動くし、後者は新しいビジネスに挑戦していて、成長の余地がまだあると思われているからだ。
株で大きく儲ける方法とは?
値が上がる株・銘柄とは、成長の余地がある企業の株だ。
だから新しいビジネスに挑戦する企業は、株価が上がる傾向にある。
また日本国内の内需企業でも、業界2番手3番手の企業には、伸びるチャンスがある。
しかし1番手の企業は既にシェアが大きいし、株価もすでに十分に上がっているので、株価が今より大きく上がることはなかなかない。
となると、どういう企業の株を狙えば良いのか。
方法としては3つのパターンがあって、(1)成長の余地はないが売り上げが安定している企業の株・銘柄を狙う(2)業界上位の企業だが、まだ成長の余地がある企業の株・銘柄を狙う(3)今後成長しそうな分野に挑戦している企業の株・銘柄を狙う…ということになるようだ。
パターン(1)の株は、株価が数ヶ月周期で変動しているので、安いところで買って高いところで売れば、投資した金の2割程度は儲けることができる。
これは機関投資家がやっている方法で、ボックス相場銘柄を、安値で拾って高値で売る。
ただしこの方法は、中長期投資で、買い付けてから売るまで数ヶ月以上もかかる。
それでいて利回りが20%弱だから、大きな資金力が無ければ大した儲けにはならない方法だ。
一方、パターン(2)(3)の場合は、暴落リスクが大きいが、うまくいけば大きく儲けることができる投資方法だ。
このような企業は、ハイリスク・ハイリターンで、数ヶ月で株価が2倍にも3倍にもなるようなこともあるし、逆に2分の1や3分の1になるようなこともある。
どのパターンの株・銘柄に投資するにしても、どの株がどのパターンなのかを知らないと話にならない。
ということでこのサイトでは、年初来高値と年初来安値から、値動きの大きい株・小さい株をまとめてみる。
株式投資の参考になれば幸いです。