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両建て、ドテン買いでヘッジ

カラ売りしている株が急騰して、ストップ高になったりすると、あっと言う間に含み損が膨らむ。

 

ストップ高翌日も騰がることは多いし、逆日歩が付いて倍率適用になると、カラ売りで財産を失いかねない。

 

こういうときにカラ売りのベテランがどういうことをするかというと、「ドテン買い」する。

 

ドテン買いというのは、カラ売りを決裁して、買いに転じるというやり方だ。

 

しかしカラ売りを決裁せずに、先に買い建てるという方法もある。

 

それが「両建て」で、カラ売りしたのと同じ株数を、制度信用で買い建てすれば、プラスマイナスゼロで損害は大きくならない。

 

カラ売りで逆日歩を払う羽目になっても、制度信用で買い建てしておれば、その逆日歩を受け取ることもできるしね。

 

ただしこれでは、すでにある含み損が残るから、上昇トレンドがハッキリしているなら、カラ売りした以上の株数を、制度信用で買い増せば良い

 

たとえば1,000株カラ売りしているのなら、2倍の2,000株を制度信用で買い建てする。

 

1,000株のカラ売りだったものを、差し引き1,000株の買いに替えるわけだ。

 

これは変形のドテン買いであるが、このまま株価が急騰し続けた場合、買いの利益で売りの損が埋まるから、一種のナンピンみたいなもんかな?もちろん株価の上昇が初動であった場合は、さっさとカラ売りを買い埋めで手放して、利益を取ると言うこともできる。

 

ただしストップ高まで急騰する株で、コレを苦もなくできる人は、信用取引の達人だろうけどね。

 



「売り」と「買い」は、簡単に切り替えられない

信用取引では、買いから入ることもできるし、売りから入ることもできる。

 

なので買いタイミングと売りタイミングが分かる人は、カラ売りで失敗しても、両建てドテン買いしてヘッジできる。

 

ところがたいていの投資家は、なかなかこういうことができない。

 

というのもこういう両建てドテン買いは、投資資金に余裕がないとできないし、そもそも売り買いのタイミングが見極められないと無理だ。

 

売り買いの往復で儲けられるのは、機関投資家やごく一部の達人だけで、一般の投資家でそこまでできる人は少ない。

 

買いで儲けようとしている人は、株が騰がると思って買っているので、その株の良いところしか目に入らない。

 

つまり「この株は騰がる」と思い込んでいる。

 

逆に売りで儲けようとしている人は、株が下がると思ってカラ売りしているわけで、「この株はすぐに下がる」と思い込んでいる。

 

そういう思い込みがあるため、デイトレでトレンドが変わっても、「売り」を「買い」に瞬時に切り替えるなんて、普通の投資家にはできない真似なのだ。

 

そしてボロ株が材料無しに急騰しても、3日もすれば元の安値水準に戻ると思い、カラ売りのポジションを持ち続けて、信用取り組みが悪化してしまう。

 

ダマしあげのような吹き上がりが3日も続くと、毎度毎度のカラ売り師たちが集まってきて、カラ売りで儲ける期待に胸が膨らんでいく。

 

そういう心理を仕手グループが突いてくるわけだね。

 


年初来安値を基準に、年初来高値が何%多いかで分類したデータです。

■計算式:「流動性」=出来高数÷単位株数

「株価上昇率%」=((年初来高値 - 安値)÷(安値))×100

※2017年12月29日大引け時点の株価データを元に算出しています。

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