銘柄をたくさん持つと、対応が間に合わなくなる

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ストップ高株投資法の格言、自戒録・備忘録のようなモノ。

 

次は「銘柄を増やすな」だ。

 

株で儲けて投資資金が増えてくると、あれも買いたい、これも買いたいと言う風に、どうしても銘柄数が増えてくる。

 

ストップ高になる銘柄が多い日は、5銘柄以上ストップ高になったりするので、どうしてもたくさんの銘柄を持ちたくなる。

 

ところが色んな銘柄を持っていると、暴落時に対応が遅れてしまう。

 

特にストップ高株投資法で狙う様な新興株や低位株は、値動きが激しくて、ちょっと目を離している間に、みるみる株価が下がってしまったりする。

 

株価が上がっているときは、たくさん持っていても問題ないのだが、地合いが悪化して全面安になると大変だ。

 

あちらこちらから火の手が上がって、てんてこ舞いになって判断が遅れるのだ。

 

それなら逆指し値注文でも入れ、株価が大きく下がったときに、自動的に売る様にしておけば良い…と言う話になるのだけれど、そもそも株価が暴落するとは思っていないので、逆指し値注文を入れないで放置することが多い。

 

また値動きの激しい新興株や低位株は、一時的にストップ安くらいまで落ちたあと、急に買いが湧いてストップ高になる事もよくある。

 

バイオ関連株など、大幅下落していても、ザラ場中にニュースが出て急騰、翌日から連続ストップ高なんてケースもある。

 

こういう場合があるから、下手に逆指し値注文を入れて、大魚を逃してしまうのを怖れて、逆指し値注文を入れないことも多い。

 



値動きが荒い銘柄は、その都度判断が必要

逆指し値注文というのは、「株価が○○円以下になったら、○○で売る」なんていう、条件付注文のことだ。

 

逆指し値注文を入れておくと、株価が急落したときなどに、大損が避けられる便利な方法だ。

 

ただし値動きが激しい新興株や低位株で逆指し値注文を入れると、大化けしそうな銘柄を、ウッカリ手放しかねない。

 

というのもストップ高をつける様な新興株や低位株の場合、マイナス10%くらいまで下落したあと、反騰してストップ高まで上がる場合も珍しいことではないからだ。

 

マイナス10%から、前日値まで回復…なんてことはしょっちゅうだから、こんな荒い値動きをする銘柄で、逆指し値注文で損切り設定していると、損切りばかりで損切り貧乏になってしまいかねない。

 

これがつまり、逆指し値注文を入れずに済ます、もう一つの理由になってくる。

 

となると、株を売るかどうかは、フル板の売買注文累計のバランスとか、買い板の厚さなどで判断するしかない。

 

歩み値で、大口の売りが続いて全然ダメな状況なら、一旦売って安値で買い戻す事を考えれば良いし、逆指し値注文が連鎖してナイヤガラになったが、値を戻しそうであれば、もう少し様子を見れば良い。

 

こういうのは、五分足チャートや板情報から読み取るしかないので、単純に逆指し値注文を入れておけば良いと言うものでも無い。

 

つまり、チャートや板を見ないと判断出来ないが、保有株や建玉が多すぎると、判断しきれず、結局何にもせずに含み損が増えていくことになる。

 

なので、値動きが荒い銘柄を扱う場合は、とにかく不必要に多くの銘柄を持たないことが肝要だ。

 

プロのトレーダー出身の人でも、最大3銘柄くらいしか手がけないと言うから、素人が手を広げたら、損するのも当たり前か。

 


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